なかなか売れない

手

世界に名を馳せるトヨタ自動車の高級車部門であるレクサスは、1989年の設立以降北米でその地位を確立し、2003年には日本国内での展開が発表され、2005年8月に正式に日本での導入が開始されました。

今年で10年を迎えるレクサスですが、導入当初からなかなか売れない苦戦が続き、現在もやはりドイツ御三家のようなプレミアムカー、高級車分野では劣勢が変わっていません。

アウディのシングルフレームグリルが築き上げた確固たるブランドイメージに対抗して、糸巻型を意味するスピンドルグリルを全社的に展開し、そのブランドイメージを徐々に強いものとしてきましたが、それでも日本国内では万全とはいっていません。

売れない原因の一つは国内で受け入れにくいボディサイズである全幅の広いモデルしか扱っていないことや、国産の高級車に比べて無駄に高いと感じられる値段設定、日本人にとってはかなり必要な要素とされる新車値引きの無さ、こういった面があげられます。